2007年08月17日

泥の小舟(その3)

三、おしろい花が咲いたら

 おしろい花が咲いたら啓の家に遊びに行こうという計画は、岡田工業の業務の忙しさにより実現出来ないかに思われた。
 が。
 計画遂行の糸口は妙な場所からやって来た。
 ある昼、いつも通り岡田工業に行くと、事務所の奥で弓子さんが泣いている。慌ただしく数ヶ所に電話を掛ける社長の横をゆっくり抜けると、背広姿の京介さんが素早く私を追い抜かし、走ってドアから出て行った。私は弓子さんの傍に寄り、何が起きたのかを尋ねた。
「K電子が倒産したのよ。」
K電子は岡田工業の取引会社の最大手で、岡田工業が生産している製品の約三分の一が、K電子関連のものだ。
「もしかして、すごい損が出たんですか。」
商売に疎い私は、間抜けな質問をしてしまった。
「損なんてもんじゃ、ないわ。今日から業務時間を短縮しないと・・・」
弓子さんは涙を拭くと、すぐに机に向かって電卓を打ち始めた。
 要は、岡田工業もつぶれるかもしれないって事か。
 私はようやく事態を飲み込み、特に感想もなく弓子さんの手伝いを通常通り行った。
 その日は午後二時半に業務を終了してしまった。何も知らずに三時過ぎ頃やって来るであろう啓を待とうと、テーブルのある部屋に行くと、狭い所に労働者が集まり、何やら大騒ぎしていた。
「スゥが心配しているのよ。」
望月さんが取り乱してそう言った。望月さんのこんな姿を初めて見た。
「スゥは完全に日本語を理解出来る訳ではないから、何が起きたのか教えてあげられなくてね。前にいた会社も倒産したらしくて、何ヶ月分かのお給料をもらえなかったらしいのよ。」
望月さんは心底怒っていた。
「外国人だと思って馬鹿にして、タダ働きさせていたのよ。もし私がその会社にいたら、何が何でもスゥにお給料払わせてやるわ。」
岡田工業が倒産した場合、この怒りが弓子さんや京介さんや社長に向けられるのは明らかだった。
「スゥだけじゃない。私だって心配しているわよ。」
そう大きな声を立てたのは怪力の立花さんだ。
「自分の給料もそりゃ心配だけど・・・ほら、最近ニュースでよく聞くじゃない。経営者の自殺。」
私は思わず息を呑んだ。立花さんは望月一家の事を知らないのか。望月さんの方を見ると、望月さんは黙って下を向いていた。
「明日辺り、会社に着いたら弓子さんと京介さんと社長が作業場の天井にぶらーんとぶら下がっていたりして・・・」
それじゃあホラーだよ、と思いつつ、それが割に現実に起こりやすい今の時代を考えた。
「そんな簡単に人は死なないよォ。」
そう笑ったのは機械工の五十嵐さんだ。化学工場の爆発が五十嵐さんの足と一緒に最初の会社をふっ飛ばして以来、五十嵐さんは数々の中小企業を渡り歩いてきた。この経歴は五十嵐さんを「何でも笑い飛ばす男」にしてしまった。ある時五十嵐さんが散歩をしていると、車が後ろから突っ込んで来た。その拍子に五十嵐さんの義足が飛んでしまい、道路に転がるその足を見た運転手が失神した話などを、さも嬉しそうにしたりするのだ。その事故で五十嵐さんが負ったのはすり傷だけだったという。
 私は五十嵐さんの言葉を信じたかった。人間は実際そうあるべきなのだ。
 
「え?倒産したの?」
啓は大きな目をさらに大きくして叫んだ。
「倒産したのはK電子で、岡田工業はまだつぶれてないよ。」
「つぶれたのと同じじゃないの。少なくとも私にとってはそうだわ。」
その時初めて、岡田工業の倒産に啓との別れの意味がある事を知った。
「ようやく深刻そうな顔したわねえ。」
啓が何も知らない子供を見るような表情をしたので、何だか自分が情けなくなった。
「とりあえず、これからの身の振り方を考えるために、私の家にいらっしゃい。」
 細いアスファルトの道を進むと小さな古いアパートが見え、目印のように大量のおしろい花が周りを取り囲んでいた。同じ中学校を出たと言うので大体予想がついていたが、啓の家は極めて私の家に近かった。この歳になるまで知り合いでなかったのが不思議な程だ。
「本当は鍵なんて要らないのよね。」
そうつぶやくと啓は「望月」というプレートの付いたドアを思いっきり蹴っ飛ばした。
「こうしないと開かないのよ。しかも蹴り方にコツがいるの。」
六畳程の部屋にこぢんまりした台所が付いた、簡単な作りの部屋だった。その特徴は何と言っても極端な物の少なさだ。家具はどこにも無く、岡田工業の内職が入ったダンボール箱と、数冊の本が部屋の隅に散っているだけだ。
「火事の後、私もお母さんも形のあるものを買うのが嫌いになっちゃってね。まあ買うお金も無かったんだけど。」
カレンダーすら掛かっていないその壁に、数枚の写真が貼ってあるのに気が付いた。子供らしくない派手な赤いワンピースを着た女の子が、黒い墓石の前で笑っている。波打つ長い髪は大きなリボンでまとめられ、唇には紅がのっている。
「これ、啓?」
啓は恥ずかしそうにうなずいた。
「物置が焼け残ったものだから、くだらない物ばかり助かっちゃってねえ。」
そう言うと台所の方から缶の箱を持って来た。その中には、熱海、札幌、福岡、その他もろもろの観光地の名の入ったキーホルダーが、腐る程入っていた。
「父親の会社は繁忙期とそうでない時の差が激しくてね。忙しい時はずっと家に帰って来ないのに、急に何週間も旅行に行っちゃったりするの。これはそのお土産。」
「旅行って、一人で?」
啓は意地悪そうに、さあ、誰とでしょう、と笑った。私は何も聞けなくなってしまった。私はもう一度啓の写真を見直した。それらは全て墓参りの様子を撮ったもので、啓と、望月さんともう一人、チンピラのような男が写っていた。
「あ、今「ヤクザがいる」って思ったでしょ。」
「似たような単語は浮かんだ。」
光沢のある赤紫のパンタロンをはいたこの男が経営していたのは、まともな会社だったのだろうか。
「青年実業家って言葉が流行った時期があったでしょう。あの時代の成金だったのよ。私も、父も。」
しかし啓は見事に姫君だった。場所柄に合わせて地味な身なりをしている望月さんの前で、啓はおおらかにはしゃいでいる。
「もしかして、他の写真は全部焼けちゃったの?」
「当然。まあ、子供の頃の写真は全部そんなようなもんよ。それだけで十分。」
 写真の向こうの空気から、日本が今よりもう少しけばけばしかった頃の事を思い出した。弓子さんは有名企業のOLで、高価な服やバッグをそろえ、海外旅行も毎年だった。そんな彼女も小さな小さな会社の跡取り息子と恋に落ち、このささやかなものさえ壊れてしまうと泣いている。
 私は時代がどう変わろうともいつでも同じ事を考えていた。小学校で優しい先生に出会っても、中学校で殺したい程頭の悪い教師を知っても、私が決意する内容は同じだった。教師以外の道など考えられなかった。私は何を教えたかったのだろう。誰に向かって?何のために?
「スゥの夢って知ってる?」
思いに浸る私を退屈しているとでも思ったのか、啓が手首をつかんできた。
「知らない。」
「パキスタンに帰ったら、日本で稼いだお金で会社を興したいんだって。何だか羨ましいわねえ。そういう前向きな夢を持って、素直に頑張れると言うのは。」
元々そういう顔なのかもしれないが、確かにスゥは口元に笑いをにじませながら仕事をしている。あれは将来の成功を確信している笑みなのだ。
「岡田工業よりずっと大きな会社になるんだろうね。」
私と啓は手をつないだまま笑った。
「岡田工業がつぶれたらハギちゃんはどうするの?私はM電機で働いているから良いけど、あなたは収入無くなっちゃうでしょ。」
「私は構わないよ。働くの嫌いだし。」
啓は目を丸くした。相当呆れている様だった。
「嫌いってねえ・・・見れば分かるけど。」
「働いていると、時給七百五十円と引き換えに命を削られてる感じがする。一時間、二時間と過ぎていくうちに、ああ、大切な時間がどんどん奪われている、私が本当に欲しいものは金なんかじゃないのにって、無闇に焦る。」
啓はいつものように体をきつく寄せて、涼やかに微笑んだ。
「それはあなたが本当にやりたい事をやってないからよ。」
啓の言う事は正しい。しかし正しいからといって実行出来るものでもないのだ。
「学校の先生になれないのなら、塾の先生にでもなったらどう?」
「受験体制自体に批判的なのに、受験テクニックなんて教えられないよ。知識を詰め込んでテストで正しい答えを書かせても、本当に学問を教えた事にはならない。自分の頭で考える事を教えないと。生きていく上で役に立つのはその能力だけだから。」
啓は珍しく黙ってしまった。沈黙はこちらが困る程長かった。音の無い空間は私の言葉を連れ戻し、その言葉達は私を責め始める。偉そうな事を言って、お前はどうなんだい?自分の頭で考えて、自分の問題を解決しきれているのかい?
「テストで正しい答えを書き続けた人が言っても、説得力無いわね。」
啓は独り言のように、ため息に似たかすれ声で言った。そしてそのままの声音でこう続けた。
「ハギちゃんは好きな人いる?」
私は首を振った。何故急にそんな事を尋ねるのか理解出来なかった。
「忘れられない人がいるの。中学の時の友達・・・で、私はそれ程好きじゃなかったのよ。でもその人は、私の事が大好きだったの。」
啓の中には完成された一つの考えがあるようだったが、その断片だけ無造作に渡されても、こちらは困惑するばかりだ。
「だから、こんなに心に残っているのね。」
己を叱るようなささやきが、この会話を無理やり終わらせた。
「忘れましょう。何もかも。」

図書館に本を返しに行きたいと言うのでついて行った。その図書館も、私が毎日のように通っている場所だ。週に一度は寄ると言う啓をこれまで見かけなかったのは、二人の本の趣味の違いのせいだ。私は二階にある教育関係の本を主に借りるが、啓は一階の図鑑ばかりを借りるそうだ。
「月によってテーマを決めるの。先月は梅雨だったから、テーマを「菌」にして、キノコやらカビやら粘菌やら、菌と名のつくものは全部借りたわ。」
そして今月のテーマは「夏の花」啓は新たに借りた図鑑を開き、ブーゲンビリアに隣り合う小さな写真を見つけた。
「おしろい花も元は南国の花だったのね。」
啓はしばらくそのページに見入っていた。私はそのうっとりとした表情に幸福を感じた。
「図書館が近くにあって良かった。本がこれだけ豊富に読めなかったら、私達母娘は生きていられたか分からない。」
「え?」
とっさに意味がつかめずに、私は啓の瞳をのぞいた。
「精神が飢え死にしちゃうじゃない。」
私の心は生きているのだろうか。そして、啓の心は。
 図書館で別れても良かったのだが、二人とも「さようなら」の一言が言い難く、無意味に近所を歩き回った。世間話も尽きた頃、啓が突然立ち止まった。
「ここ、私が一番好きな場所なの。」
そこは、二ヶ月程前に犬の糞が放置されていた道だった。さすがにその跡は残っておらず、犬よけの看板だけが自己主張を続けていた。
「上を見て。」
次の瞬間、私は驚きで卒倒しそうになった。数十羽のカラスが電線に留まっており、視界が真っ黒になったからだ。
「カラスの休憩所になっているみたいで、たまにこんな風になるの。ハギちゃんは地べたばかり見て暮らしているから、気が付かなかったでしょう。」
啓は私にではなく、カラスに向かって笑いかけた。
 空ばかり見上げているのも、空を翔ける生き物に憧れるのも、啓が地をはう動物だからじゃないの。
 私は強く思ったが、口には出さなかった。

 結局、辺りが暗くなってから啓のアパートに戻った。夕闇の中のおしろい花は赤くほのかに浮き上がり、私の視力を狂わせた。鳴き初めのヒグラシがさらに歪みをひどくした。私と啓は何も言わずに立ち尽くした。
「やっぱり、心が痛むわ。」
その言葉に振り向くと、そこには今までとまるで違った、素の表情の啓がいた。「嘘つき」と叫びたくなるほど、啓の演技は消えていた。そこには私の隠せなかった感情が、反射の悪い二つの目が、闇を吸い込むように浮いていた。
「まだ決心がつかない。でもこのままではいられない。行かれるかどうか分からないけど、今夜七時に岡田工業に来て。」
啓はそれだけ言うと、アパートの階段を駆け上った。

墨色のおしろい花が頭の中で増殖する。青く輝く黒い花。最初手のひらにあったものが私の背より高く育ち、啓のアパートを覆い隠し、ついには大地を埋め尽くす。見慣れない地平線までこの花以外何も見えない。一体ここはどこだろう。ああこれは工業団地の夜空だ。星が一つもないからすぐに分かった。
 おしろい花は秋に消える。ここはもうすぐ荒野になる。
 そして、私一人が残る。
「ハギちゃん」
 啓に起こされて時計を見ると、九時半を回っていた。いつもならこの位まで仕事をしているのだが、今日の岡田工業は何時間も前から電気が消されている。
「どうして立ったまま寝られるの?蚊に沢山刺されたでしょう。」
啓の笑いを近くに感じたり遠くに感じたりしながら、私は目をこすった。
「黒いおしろい花の夢を見ていた。」
啓ははしゃぐのをやめた。あの瞳が呼び戻された。
「正夢かもしれないわね。」
啓に生まれたその表情は、今日初めて知ったはずなのに、他のどんな顔よりも馴染み深いものだった。形は全く違うのに、鏡を見ているような錯覚を覚えた。同じ顔。同じ感情。誰も理解出来ない気持ち。
「私がハギちゃんの事をどう思っているか、考えた事ある?」
いつも自分の事ばかり考えているから、心をかすったためしも無いでしょう。そうあざ笑うように啓の口元が上がった。
 愛しているんじゃないの?
 小心な私はもうそんな風には聞けなかった。
「少なくとも、嫌いでは、ないと思う・・・」
啓は答えずに、擦れてすっかり弱くなった、古い封筒を投げてよこした。
「それが、私の全部なのよ。」
指の震えを抑えながら、中身を引き出した。
 そこにはひどく懐かしい、よく見覚えのあるものが、何枚も入っていた。
 それは私と啓の出身校であるH中学校の、定期テストの成績表だった。年間で計五回の中間・期末テストの結果が、一年から三年まで、一つも欠けずに入っていた。そしてそこに書いてある内容は、全て同じだった
 
 氏名    望月 啓
 全教科合計 五百満点中 五百点
 学年順位  一 位

「否定してごらんなさいよ。」
その声に驚いて顔を上げると、啓の目にはいっぱいに涙が溜まっていた。
「くだらないでしょう?私だってそんな事分かってるわ。でも、それが私の全てなのよ。」
常に首席だったという事実以上に、私はその点の取り方に驚いた。どんなに頭の良い人間でも、つまらない書き間違え等で、一度くらいは満点を取り損ねるものだ。私は啓の仕事姿を思い出した。朝の七時から夜の九時まで、一秒たりとも気を抜かず、雑務も重労働も完璧に素早く処理をする。他の会社で働く啓をわざわざ岡田工業に呼び寄せるのは、啓の優れた腕を弓子さんが強く買っているからだ。
「すごいね、私も学年一位は何回かしか取れなかったよ。」
「当然よ。H中に行くつもりなんてなかったんだもの。私はO中学に合格していたのよ。」
O中学は、中学受験をしていない私でも知っている、全国的に有名な私立中学校だ。ああ、火事で。啓のゆく道を壊した赤い炎が、私の脳裏に広がった。
「高校くらいなら、うちのお金でも行かれたのよ。でも、大学に行くお金がないのに、進学校に進んでも仕方が無いでしょう。」
確かにこの成績で中途半端に何かをしたら、不満ばかりが溜まるだろう。
「私は医者でも弁護士でも何にだってなれたのよ。父親がいない事は私を少しも不幸にしなかったわ。でもお金がない事は私の未来をすべて奪ったのよ。私は走れるわ。走りたくてしょうがないのよ。」
今からだって遅くないじゃない、そう言おうとしたのをさえぎる様に啓は続けた。
「でも、どこに向かって走り出したら良いのか全然分からないの。お金さえあれば良いんだと思って貯めてみたのよ。」
啓は私に数冊の貯金通帳を渡した。残高の合計は七百万円を超えていた。
「馬鹿馬鹿しいでしょう。何を取っても、どっちを向いても、あなたが軽蔑するものばかりでしょう。」
啓の涙は私をはっきり映す程厚かったが、絶対にこぼれなかった。本当に泣きたい人間は泣かないものなのだと、その時知った。
「私に憧れている男の子がいたの。と言うより私の成績に憧れていたのね。いつも私を抜かそうとしたけど、同点一位にもなれないの。詰めが甘いからよ。」
私を見る啓の目の中で、私はその男の子になった。
「その子ね、あなたと同じ大学に入ったの。あなたの事を知った時、私がどんな気持ちだったか分かる?お金なんて一度も使った事無いような顔をして、私が欲しい物を全部持っていて、それで何もせずに淀んでいるなんて!」
火が、啓の火が、私を燃やそうとしていた。何にも焼かれない石のような私を、啓は必死で動かそうとした。
「確かに学校は無情な場所よ。現実に自殺する人間もいるだろうし、心を殺される生徒はその何百倍もいるでしょうよ。でもそれを見た時に、ああ、私を含めた大人が悪いんだ、どうして私が代わりに死ななかったんだろうと自分を責めて責めて責めながら、それでも大切な何かを教えようとする、そんな教師になれば良いじゃないの!」
 あなたの本当の宝物は、満点の成績表や、七百万円の貯金ではなくて、その誰にも負けない強さなのよ。私には無い、私に一番欠けた、何より大事な力なのよ。
 間抜けな私は何も教えられずに、力尽きて倒れる啓を抱きとめる事しか出来なかった。
「珍しく必死になったら、貧血になっちゃったわ。」
「やっぱりバナナばかり食べるのは良くないんじゃないかしら。」
私達は力無く笑った。小さな沈黙の後で、啓が甘えた声を出した。
「ハギちゃんが天の川とホタルを連れて来てくれたら、元気になると思う。」
無理言うなよ、と思いながら、私は一度も見た事の無いその希望の品を心に描いた。テレビで見た映像を思い出して、下手な絵のような天の川と、電球のようなホタルの光を、心の工業団地に呼び出した。
「うん。きれい、きれい」
私と啓はその人工的な風景を、しばらくの間共有していた。
posted by 柳屋文芸堂 at 09:54| 【中編小説】泥の小舟 | 更新情報をチェックする