2014年10月11日

邯鄲(その36)

  あとがき

 書き終えて一番に読んでくれたダンナから、分かりにくい単語があると言われたので意味を書いておきます。

題名の「邯鄲」
 邯鄲の夢を元にした能。この舞台の展開、「邯鄲」という漢字、「かんたん」という音、全てが魅力的で、いつか自分の小説に使いたいと思っていました。願いがかなって感無量です。

邯鄲の夢の説明にある「黄粱」
 オオアワの別称。粟飯のこと。栄華が夢だったとしても、飯が炊き上がっているんだから良いじゃない! という気持ちがこの小説になりました。主婦が昼寝したら飯も出て来ないよ。

春子が心配する「ノミの夫婦」
 夫よりも妻の方が体の大きい夫婦のこと。ノミはオスよりメスの方が大きいそうです。

口うるさい客に「インテリ源ちゃん」
 インテリという単語はロシア語の「インテリゲンチャ」の略語で、「インテリげんちゃん」はそういう知識階層をおちょくるために古くから使われたものと思われます。ネットで検索してみると1985年の「新潮文庫の100冊」のキャッチコピー「インテリげんちゃんの、夏やすみ。」が出てくる(作ったのは糸井重里)このげんちゃんはどうも高橋源一郎のことらしい。という訳で「源」の字を当ててみました。春樹も源さんも大好きです。

 周平とメグちゃんの出会いを描いた、
「オカマ板前と春樹カフェ」
 という作品もあり、ネットで読めます(これ
 もしこの二人に興味を持ってもらえたら、そちらもどうぞ。

  柳田のり子
posted by 柳屋文芸堂 at 23:15| 【中編小説】邯鄲 | 更新情報をチェックする