2009年09月27日

ぬか漬け日記(その1)

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   はじめに
   
 小泉武夫の「くさいはうまい」を読んでから、ぬか漬けがやりたくて仕方なくなった。この本にはさまざまな発酵食品が出て来る。題名通りどれも美味しそうなのだが、特にぬか漬けは、私の思い出を刺激した。

 実家の伯母はぬか漬け名人で、子どもの頃は毎日、自家製の漬け物を食べていた。しかし今は、高齢のためやっていない。実家に帰っても、あの味を味わうことは出来ないのだ。

 憧れを募らせていたある日、スーパーでぬか漬け初心者用セットを見かけ、衝動的に買ってしまった。商品名は「つかっ樽」、約八百円。この値段なら失敗しても、それほど惜しくない。すぐに使える出来合いのぬか床で、入れ物と追加用ぬかが付いており、詳しい説明書も入っていた。

 その説明書を読むと、ぬか床から野菜を出し忘れないよう注意せよ、とある。確かに、いつ入れたのか分からない古野菜発見! なんてことにはなりたくない。そこで、漬けた野菜の個数を毎回、記録しようと決めた。ついでに、漬け時間も書いておこう。漬かり具合を調節する参考になるだろう。

 それならいっそ、漬けている時にあったこと、気付いたことを、全て書いてしまえば良いのではないか。反省と工夫のために。

 そんないきさつで始まったのが、この日記です。事実をしっかり書き記そうと努めたため、文章がやや硬いですが、お許しを。
posted by 柳屋文芸堂 at 12:52| 【エッセイ】ぬか漬け日記 | 更新情報をチェックする