2008年10月23日

ど素人お茶談義(その2)

◇きっかけはいつも「愛」◇
 お茶にハマった最初のきっかけは「結婚」だった。もちろん結婚する前にも実家や職場でお茶を淹れる事はあったのだが、自分のお金で茶葉を買っていた訳ではなかったし、何より飲んでくれる人が「愛する男」ではなかった。
 いや、実家の家族や職場の人たちも「愛する人」ですよ。でもやっぱり私が情熱をそそぐ対象になるのは「愛する男」に関わるものだけなのだ。他の人たち、すまない(何だかしょっぱなから謝ってばかりだ)
 さて、この「愛する男」 前作の『ど素人料理談義』ではダンナとかダーリンとか呼び方が定まらなかったので、今回は初めから「Dちゃん」と呼ぶ事に決める(彼が結婚前から使っているハンドルネーム。ダンナ・ダーリンの頭文字ではない)
 このDちゃん、私の数倍繊細な舌を持ち、ちょっと料理を手抜きすれば、
「これも不味くはないけど、前に作った時の方が美味しかったね」
 と優しい微笑みを浮かべながらザックリと主婦を断罪する恐ろしい男である。丁寧に作ればそれだけ評価してくれるので、やりがいはあるのだけれど。
 その繊細な(神経質とも言える)舌は、当然お茶に対しても効力を発揮する。
「どう淹れても茶は茶」
 という粗雑なやり方は通用せず、好みをつかみ切れなかった新婚の頃は、
「これじゃ飲めないよ〜」
 という言葉に何度も涙を飲んだ(やや誇大表現)
 このままではいけない。料理に気を遣うのと同じように、お茶の淹れ方も工夫せねば!
 努力する人間は暴走する。そう、本を一冊書けるくらいに……
posted by 柳屋文芸堂 at 11:30| 【エッセイ】ど素人お茶談義 | 更新情報をチェックする